「日本医療企画」参照
2013年 平成25年12月時点で65歳以上の人口に占める割合は25.2%
75歳以上の人口比率は12.3%(総務省統計局)
これが、2025年にはそれぞれ30.3%と18.1%になると推測されています。
さらに、推計では、2050年には2.5人に1人が65歳以上の高齢社会になるとの試算もあります。
そもそも症状の名前が「認知症」であり
認知症という病気があるわけではありません。
認知症の原因となっている病気には、アルツハイマーなどさまざまです。
一般に認知症の鑑別診断には、PET,MRI,脳血流シンチグラフィーなどが用いられ
病気によって対処法もさまざまです。
認知症とは、進行性の記憶障害をきたす疾患の総称であり
知能障害があり、脳器質性要因があること、そして意識障害がないことです。
具体的には
見当識障害(時間や季節、あるいは方向感覚がなく自分がいる場所も分からないなど)
動作(食事、脱着、排泄、洗体などの行為)に関する
失認や執行という症状が出てくることで、ただ単に物忘れしやすくなるというのではなく
物忘れがひどく、相手が誰なのか確認できなくなって、社会生活を送ることが困難になり
介護の手を必要とする状態を指します。
人は、単なる物忘れを生理的老化ともいいますが
これには、20年前からすでに脳の中に染み(老人斑)が固まり始めることが
影響しているといわれています。
抗体薬を使ってその染みを消そうとしても、症状が出てからでは遅いとされています。
症状が出る前の早期に正確な診断をつけて、抗体薬などで発症を防ごうという考え方を
「先制医療」といって、最近の医療領域で取り入れられている。
人は、他者や何かの出来事に対して「怒る」ことで、脳内のアドレナリンが多く
分泌され、その結果、脳が疲労します。こうした状態が
長年続いていくことで脳の老化が促進され、認知症発症の過程へと続くこともあるとされています。
日常生活の中で、ほめたり、叱ったりする場面があると思いますが
褒めるとどうなるでしょうか。
人から褒められることで、脳の中から神経伝達物質がでます。
ドーパミン(快感)やエンドルフィンが脳の神経細胞を増やします。
新しい神経細胞が分裂し、アルツハイマー病は神経細胞の数が減ることで
記憶を保持できなくなるので、神経細胞が増えれば
認知機能の低下を抑えることにつながるのです。
そして、物忘れが進むなかで、その進行をゆっくりにすることができるわけです。
逆に、怒ったり叱ったりすると、ストレス物質(コルチゾール)が出ることで、
脳の神経細胞を殺してしまい、症状が加速するのです。
また、「ときめき」をもつことも大切で、脳はよく活性化し
よい物質がたくさん出ることになり、神経細胞を増やしていくからです。
例えば、「好きな人がいる」や、「花を愛する」など
さらに、指を使うこと、噛むこと、話すこと、歩くことなどが加われば
脳の前側部分を総合的に使って活性化することができるので
より効果的といえるのです。
「日本医療企画」テキストより
